【マニアックな場所へ!】ロシアの中の日本を探すサハリン旅行

こんにちは。マニアックな場所に行くのが好きなバックパッカー、ひめちゃんです。
みなさんサハリンや樺太という地名を耳にしたことはありますか?
おそらく、学校の授業などで一度は聞いたことがある地名だと思います。
サハリンとは?
ここです。
現在は事実的にロシア領となっているのサハリン州の島です。
私は、小さい頃から日本地図を見て、
「ここって何だろう?」
「日本に近いけど、どんな人が住んでいるの?」
「どこの国なんだろう。」
と、ず~っと心のどこかで気になっていました。
と、いうことで行ってきました。
サハリンへの行き方
実は、州都のユジノサハリンスク(サハリン)へは、成田空港から直行便も週2回出てますし、ウラジオストック経由でも安く行くことができます。
サハリンは意外と行きやすい場所なのかもしれません。
北海道稚内からの船も就航していますので、時間がある方はそのルートも面白そうですね。
サハリンの様子:日本時代の遺構
(サハリン州立美術館。旧北海道拓殖銀行豊原支店)
かつて『サハリン』は『樺太』※からふと と呼ばれ、明治38年~昭和20年の間、この『樺太』の南半分は日本領でした。
そして州都であるユジノサハリンスクは『豊原市』という名前でした。(この領土問題に関してはここでは深くは触れませんが、気になる方は調べてみてください。)
そのため、かつての日本時代の建物が現在もなお、残っています。
(ガガーリン記念文化公園《旧豊原公園》。かつて王子ヶ池と呼ばれた貯水池)
ここは、今も市民の皆さんの憩いの場となっているようで、家族連れやカップルも多数みかけました。子供鉄道が走っていたり、小さな遊園地もあります。
その他にも旧王子製紙工場や日本時代の橋、旧樺太庁豊原医院などたくさんの建物がまだ使用されているので、地図を片手に街歩きしてみると面白いですよ。
また、市内から少し外れますが、日本人墓地もあります。バスで簡単に行ける場所にあるので、是非訪れて、手を合わせてみてはいかがでしょうか。
サハリン州立郷土博物館(旧樺太庁博物館)
サハリンに行く際はぜひ寄っていただきたい博物館です。
私は海外へ行くとその国の博物館や美術館になるべく行くようにしていますが、この博物館は規模こそ小さいものの非常に興味深いものでした。
樺太島を開拓していった際の資料や北の国を象徴するかのような、オオカミや熊のはく製等の展示。
日露国境に置かれていた標石、アイヌ等の少数民族に関する資料、当時の日本人たちの暮らしぶりがわかるような写真。
当たり前なんですが、ほんの少し前には、私たち日本人が暮していたんだなぁ、としみじみと思わされます。
まとめ
北海道から少し北のこの地が、日本とはまるで違うロシアの街並みということ、そしてその中に残っている日本の面影を探すのは、なんだか不思議な感覚にさせられます。
気軽に海外気分を味わいたい方、王道な海外旅行よりマニアックな旅がしたい方におすすめです。
※英語・日本語はほぼ通じません。ロシア語を少しでも勉強しておくと旅行しやすくなります。また渡航に際してはロシアビザが必要ですので、事前に取得しておきましょう。